社長ブログ

上高地みその名前

上高地みその名前の由来となっている「上高地」は、北アルプスにある全国でも有数の景勝地で、お客様からも「いいお名前ですね」と言われることがあります。

当社のブランドは、創業(明治42年)当時の屋号である「カネモ」でしたが、昭和になってお味噌の県外出荷を広げるにあたって、創業者である初代社長(私の祖父)が「上高地」と名付けて昭和6年に商標登録しました。
戦後に、会社名をブランドと揃えて「上高地みそ」としたため、徐々に「上高地」を使うことが多くなり、現在、「カネモ」は県内向けの赤色系業務用で残っているだけです。

創業者がなぜ「上高地」と決めたのかについては、はっきりとした経緯が不明です。当時は現在ほど有名ではなかったと思いますし、工場が上高地にある訳ではありません(上高地では温度が低くてうまく熟成が進みません)。
強いて言えば、当時の工場があった松本は上高地を初めとする北アルプスに向かう玄関口であり、弊社は北アルプスの伏流水を社内の井戸で汲み上げて味噌を仕込んでいた—-といった関わりが挙げられますが、実際は創業者が上高地を訪れてその美しさに感動して商品名にしたのだろうと推測されます。
綺麗な空気と水は味噌の仕込にも欠かせないものですから、その連想もあったのかも知れませ。
そして、その名前を商標登録したことが、事業家として一歩進んでいた点でしょう。

「上高地」という名前をもっと商売に活かしたらとよく言われます。
すぐに思いつくのは土産品です。
現在は土産物専用に開発した商品はなく、家庭用に開発して小売店で販売されている商品が、一部の土産物店でも販売されている状況です。

それも重要な課題ですが、私は「感動の連想繋がり」を大切にしたいと思っています。
「お味噌汁(お味噌料理)美味しい、上高地みそなの? ⇔ 上高地ってよかったね、行ってみたいね」といった連想や、「上高地の美しい自然を守らなきゃね ⇔ 上高地みそって環境に配慮した味噌造りしてるね」と行った連想などです。
具体的には「上高地のきれいな水、空気、自然 ⇔ 健康、天然食材、環境にやさしい容器」などです。土産物も含めて、こうした連想を呼び起こす商品を販売したいと思います。

そのためには、社員が上高地に行ってその素晴らしさに感動し、それを心に置きながら商品開発や生産/販売に携わることが大切だと思います。
先に述べたように創業者も同じ気持ちであったと思います。
伝統を守る・ブランドを守るとは、まず先人の気持ち・感動を追体験して自分のものにすることから始まるのではないでしょうか。

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