今年の冬は近年においては厳しい寒さが続いているようです。
北日本や日本海側、西日本においては降雪量も例年より多く、昨年末より通行止めなどにより運送業者様の集荷配達の停止など弊社にとっても商品の発送において度々影響を受けております。
よくお客様から「長野県は大雪で大変ですね」とご心配の声を頂く事があります。実際には弊社の立地する長野県中部地域の冬は空気が乾燥して降雪の少ない場所になります。
イメージとしては東京で雨が降ったときに雪になる、それ以外の時は晴れが多い、といった感じでしょうか。
ただし、晴れた日ほど寒さが厳しくなる傾向があり、会社のある山形村では朝の気温がマイナス10℃を超える日が今年は結構ありました。
それでも昔よりは暖かくなっている気がします。私の子供の頃はマイナス20℃という日が結構あり、何日も連続で真冬日だったり、という記憶があります。
当時、小中学校では1月下旬から2月上旬にかけて5日間ほど「寒中休み」という休みがありました。
あまりにも寒いので休みになるということでした。寒いから自宅待機、では無く、休み中は学校の管理している田んぼのリンクに毎朝スケートに行かされていました。
ちょっと昔話になってしまいました。
そんな信州の冬も立春を過ぎてくると日中の日差しも力強くなり、日も長くなってきたので室内、車内にいる限りでは少しずつ春の雰囲気を感じられるようになってきました。
とはいえ、例年この辺りで大雪が降るのは1月下旬から2月中旬にかけてになります。
私が入社後でも何度か1メートルを超えてくる大雪が降りましたがすべてこのタイミングでした。
以前、東京に出張に出た際の最終日に午後から雪が降り出して首都高、中央道、東名高速と徐々に通行止めとなり使える裏道を駆使して長野、山梨の県境の国道まで来たところで完全に止まってしまって
車中泊をした記憶があります。
これらはいわゆる冬型の天候での大雪でなく関東でも雪が降る南岸低気圧の影響で降る雪になります。
長野県内ではこの雪のことを「かみ雪」と呼びます。
大雪になりやすいのですがこれが降ると春が近づいているとも言えます。
このかみ雪の頻度が増えてそのうち春の雨になり、当地にも本格的な春が訪れます。
唱歌「早春賦」の歌詞がその季節感を見事に表しています。この歌詞は弊社から近い安曇野の早春の情景を歌っているとのことです。
とはいえこの文章を書いている2月上旬ではまだまだ冬の真っ只中であり、週間予報を横目で見ながら発送、納品の心配をしなければいけない日々がまだまだ続きます。
味噌屋達の日常